着床計算

排卵は、次回の月経開始予定日の14日前と推定しています。
着床の時期
着床が起こる可能性が最も高い日
検査可能な最短の目安日
着床は通常、排卵から6〜12日後に起こり、9日目前後が最も多いとされています。着床後、家庭用妊娠検査薬で確実に検出できるレベルまでhCGが上昇するには数日かかります — 早すぎる検査は、陰性の誤判定(偽陰性)の最も多い原因です。

計算のしくみ

受精した卵(受精卵)は、排卵直後にすぐ子宮内膜にくっつくわけではありません。卵管の中を数日かけて移動しながら分裂を繰り返し、胚盤胞という段階になってから子宮内膜に接着・侵入していきます。このプロセス全体にかかる時間には個人差があり、一般的には排卵からおよそ6~12日、なかでも9日目前後に着床する例が最も多いとされています。このツールでは、入力していただいた排卵日(または最終月経日と周期日数から逆算した排卵日)に6日と12日をそれぞれ足して、着床が起こりやすい期間の範囲を示しています。「最終月経日」を選んだ場合は、次回の月経開始予定日の14日前を排卵日とみなして計算する点は、他の妊活系ツールと同じ考え方です。

もうひとつの目安である「検査可能な最短の目安日」は、次回の月経開始予定日そのものを指しています。これは、着床後に分泌が始まるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが、市販の妊娠検査薬で確実に反応が出るレベルまで上昇するのに数日を要するためです。着床のタイミング自体に個人差があることに加え、hCGの上昇スピードにも幅があるため、最終月経開始予定日あたりを検査の目安として示しています。

知っておきたいこと

着床が起こる前後の時期に、少量の出血(いわゆる着床出血)やごく軽い下腹部のつっぱり感を感じる方もいますが、これらの症状がない、あるいは気づかないまま着床が進む方も非常に多く、症状の有無だけで着床の成否を判断することはできません。また、月経予定日より前に検査薬を使うと、実際には妊娠していてもhCGの量がまだ検出限界に届いておらず、陰性と出てしまう「偽陰性」が起こりやすくなります。焦って何度も早期検査を繰り返すより、月経予定日を過ぎてから検査する方が、結果の信頼性は高くなります。

月経周期が不規則な方や、排卵日をはっきり把握できていない方は、この計算の前提となる「排卵日」自体にずれが生じやすいため、結果の期間にも数日単位の誤差が出ることを念頭に置いてください。実際の排卵日をより正確に知りたい場合は、排卵検査薬や基礎体温の記録を組み合わせることをおすすめします。

参考情報

着床のしくみやhCGについての一般的な情報は日本産科婦人科学会、妊娠初期の健康管理に関する行政情報は厚生労働省のページを参考にしています。生殖に関する国際的な基礎資料としては世界保健機関(WHO)も参照しています。